季節の風景:石楠花(シャクナゲ)
寒暖の差が激しい今日この頃、気まぐれに訪れた公園で華やかに咲く石楠花に目を奪われた。登山で見かけるのが楽しみだったこの花。
「・・・石楠花色に黄昏る 遥かな尾瀬 遠い空・・・」
江間章子作詞、中田喜直作曲の「夏の思い出」。若かったあの頃の、とおい遠い遥かな昔。
世界各地の寒冷地に広く分布するが園芸種も多い。ギリシャ語の rhodon(バラ)と dendron(樹木)からRhododendron が学名。
花言葉は警戒、厳粛など。葉が有毒で寒冷地に育つことからか。
( 写真・文章:佐藤敏雄 )
空の深さ さびし 石楠花 咲きそめぬ
角川源義